緊張と頭の回転に関する知っとくと役立つ方法

緊張してしまった人の対処法:頭編

 見知らぬ人大勢の前で話をしなければならない時、人はとても緊張します。
頭の中が前後不覚になり、はなはだ未整理な状態に陥ります。そのような時には、どのように自分を取り戻すのが良いでしょうか。

 あなたはこれから大勢の聞き手を前にして、話をしなければなりません。すると困った問題に突き当たります。もしあなたが有名人で、聞き手の期待はあなたがそこにいることだけだったとします。その場合は何をどう話しても問題はありません。相手はあなたがそこにいるだけで満足なのですから。

 しかし残念ながら、一般人としてスピーチする人が大半です。となれば面白い話ができれば聞き手は満足しますが、そう出なければ早々に席を立つでしょう。すると「聞いていただく」ための戦略が必要になるのです。人前で緊張する質の人はそこの部分に自信がないからです。

 大勢の前で話をするならば、まず最初にするべきは、1分間は何も話さないようにして、聞き手の顔を観察します。あるいは聞き手のファッションセンスをチェックしてみます。そうしながらゆっくりと見渡します。聞き手の側は、なぜ話をしないのだろう、と不思議に思い始めます。そして聞き手は何となく緊張感にとらわれます。このような状態は話し手の側からもよくわかります。そこで少しでもざわついてきたら微笑んで余裕を見せます。聞き手の側はあなたの最初の一言が発せられるのに神経を集中させます。

 こうなったらペースはあなたのものです。あとは事前に準備した話の内容を、ゆっくりと切り出します。話のためのメモやノートがあるかもしれません。もちろんそれを見ながらでも大丈夫です。しかしできれば話をしながら聞き手ウォッチングを続けます。するとあの人は話に集中してくれている、あの人はうなずきながら聞いている、あの人はメモまで摂っている、と様子が一通り分かります。話をしながら頭の中の半分は聞き手のことを意識します。

    
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