多汗症の副作用は重大なことも
ここでは多汗症手術に関する副作用についてご紹介していきたいと思います。
多汗症の方の悩みは、実際にその立場になってみないとわからないところが多いです。そのため、症状が軽めでも手術をして完治したいと思う方も少なくありません。
今は医学も発達していますから、ほぼ100%完治する、そこまではいかなくても70~80%は完治するという方法もたくさんあります。
ですが、多汗症の手術には副作用が起こってしまう可能性が高いものも事実です。確かに多汗症は完治したとしても、その副作用で違う悩みができてしまうという方も少なくありません。
まずはどれくらい完治するのか、そして副作用についてもしっかり学んでおく必要があるでしょう。
手術で起こりうる副作用とその症状
◎代償性発汗
多汗症の手術では、なんといってもこれが一番の副作用といってもいいでしょう。
汗の本来の目的は身体の温度調節を行うために必要な生理現象です。たとえ多汗症で分泌量が多いといっても極端な話、それも温度調節のためには必要な汗となります。
もし手術によりその部位から汗をかかなくなった場合、適切な温度調節ができなくなってしまうのです。そのため、手術した部位ではなく、身体の違う部位からその分の汗を放出するようになります。これが代償性発汗です。
手術をして手のひらの汗は全くかかなくなったけど、その代わりわきの下や顔から大量に汗をかくようになった、これなら手汗のほうがマシだった!という方も少なくないのです。
もちろん、100%発症するというわけではありません。中には発症せずに済んだという方もいらっしゃいます。ですが発症率は実に90%以上と言われていますから、ほぼ全員が発症すると思っていたほうがいいでしょう。
汗の本来の目的は身体の温度調節を行うために必要な生理現象です。たとえ多汗症で分泌量が多いといっても極端な話、それも温度調節のためには必要な汗となります。
もし手術によりその部位から汗をかかなくなった場合、適切な温度調節ができなくなってしまうのです。そのため、手術した部位ではなく、身体の違う部位からその分の汗を放出するようになります。これが代償性発汗です。
手術をして手のひらの汗は全くかかなくなったけど、その代わりわきの下や顔から大量に汗をかくようになった、これなら手汗のほうがマシだった!という方も少なくないのです。
もちろん、100%発症するというわけではありません。中には発症せずに済んだという方もいらっしゃいます。ですが発症率は実に90%以上と言われていますから、ほぼ全員が発症すると思っていたほうがいいでしょう。
起こりうる手術…交感神経遮断術、腰部交感神経節ブロック
◎傷跡
手術にはメスを使って皮膚を切開し、汗腺を除去する方法、器具を入れる部分だけ切開する方法などがあります。最小限に抑えるとはいえ、やはり皮膚を切開すれば傷跡は残ってしまうでしょう。男性ならそれほど気にならないかも知れませんが、女性は少しでも体に傷はつけたくないものです。そのため、これも副作用といえるでしょう。医療が進んでいるとはいえ、全く傷跡が見えなくなる、というところまでは来ていません。
起こりうる手術…直視下摘除法(剪除法)、吸引法、レーザーサクション法など
◎違和感、皮膚のツッパリ、痛み
切開して縫合、ボトックス注射では、やり方によっては違和感を覚えるようになったり、皮膚のツッパリから腕が上がらなくなったり、ずっと痛い、などの症状が起こることもあります。これは、手術方法にもよりますが、まさに医師のスキル不足から起こる副作用といえるでしょう。
起こりうる手術…手術全般
◎炎症、腫れ、赤み、かゆみ
多汗症の手術では、切開・縫合したり、薬剤を注入したりするので、少なからず身体には負担がかかります。そのため、いくらケアをしたとしても炎症や腫れ、赤み、かゆみが出てしまうこともあるでしょう。もちろん、この副作用も気になるところではありますが、よほど酷くならない限りは気にすることではありません。1週間もすれば落ち着いてきますし、ほっといても重大なことにはならないでしょう。
起こりうる手術…手術全般