副乳多汗症は見抜きにくい?!

副乳多汗症副乳は人の約5%ほどに存在しているとされている乳腺組織の集まりです。通常人間には一対の乳首しかありませんが、他の動物にたくさんの乳首があるように人間にも退化した乳首として副乳が隠れていることがあります。

この副乳は多くが脇の下にあり、まれに乳首の下にできることもありますが外から見て副乳があることが認められるケースはほとんどありません。

この副乳は何ともなければただ乳首が多いだけだったり、ホルモンバランスが乱れたときにしこりとして感じたりするだけなのですが、副乳が脇の下にある場合、通常よりも多汗症になりやすいというリスクも高くなります。

そして副乳が多汗症の症状を引き起こしてしまうとなかなかその原因が見抜きにくく治療が難しくなってしまう厄介な存在でもあります。

副乳があるかどうかの見 分け方

  • 乳首の下に左右対称のほくろのようなものがある
  • 生理前や生理中に脇の下が腫れて軽い痛みがある
  • 授乳の際に脇の下にしこりが できる

副乳が脇の下にあり、そのあたりからよく汗をかいているという人は副乳多汗症を疑っていると医師にも伝えた上で診察してもらうことをオススメします。腋窩多汗症と誤診され、無駄な治療をせずに済むかもしれませんよ。

副乳多汗症に適した対策

副乳多汗症の場合、その対策法は副乳を摘出してしまう以外にありません。副乳多汗症とわかっていなくても、腋窩多汗症の治療で直視下摘除法の手術中に副乳が見つかり一緒に摘出したことで副乳多汗症であったことがわかる例も少なくありません。

副乳があり、汗をよくかいたり臭いがすることで副乳多汗症に気づけると、そのまま様子を見るか摘出するかを選択することもできます。多汗症のレベルがどの程度なのかにもよりますが、副乳多汗症と医師にも言われるほどであれば摘出も視野にいれておいたほうがよいかもしれません。

副乳多汗症の対策法

直視下摘除法(剪除法)
持続性 半永久的 効果
1回当たりの費用 高価 副作用 キズ痕など

このページの先頭へ