多汗症対策にはミョウバンがお得

ミョウバンで汗対策クリニックで処方してもらう外用薬でもデオドラントスプレーでも症状を軽減させることはできますが、やはり長期間使うとなるとコストがかかってしまいます。自宅でできる多汗症対策には、ミョウバンを用いた方法もあるのです。

ミョウバンとは主婦の人なら分かるかと思いますが、料理のあく抜きなどで使う、スーパーで売っているまさにそのミョウバンです。実はミョウバンには制汗剤やデオドラント剤と同等の効果、使い方によってはそれ以上に使い勝手があるのです。

多汗症対策で使うミョウバン水は、自宅で簡単に作れます。身体のどの部分の多汗症にも利用でき、かなりコストを削減できますから是非試してみてください。

ミョウバン水の作り方(1500ml分)

◎用意するもの
水(水道水でもOK)、焼ミョウバン、ペットボトル(2L用)、じょうご、ポンプボトル
※器用な方は水と焼ミョウバン、容器だけでもOK
◎材料費
水(ほぼ無料)、焼ミョウバン(50gで50円程度)、ペットボトル(無料)、じょうご、ポンプボトル(各100円ショップで揃います)
合計金額:250円

ミョウバン水作りの流れ

【1】まず、ペットボトルのキャップを開け、じょうごを刺します。
【2】じょうごを通してミョウバンをペットボトル内に入れます。
【3】入りきらない部分はそのままにしておき、水1,500mlを流し入れます(それによりミョウバンもペットボトル内に入ります)
【4】キャップをして、ひたすら振りまくります!
【5】ミョウバンが溶けたら、なんともうミョウバン水溶液の出来上がり。とはいうものの、振っただけでは完全に溶け切りません。溶け切るまでには1~3日かかります。もし、底に沈殿していたら再度振ってください。

≪実はこれで完成ではありません!≫

【6】できあがったミョウバン水溶液はまだ濃度が濃すぎます。10~30倍に薄めてボトルポンプに入れます。刺激が強いので、初めは30倍から始めてみて、様子を見て徐々に濃くしていきましょう。

※出来あがったミョウバン水は冷蔵庫に保管して1週間程度で使いきるようにしましょう。ミョウバン水溶液に関しては、常温で3年もつ、という説もありますが、3週間~1ヶ月程度で使いきった方が安全です。

ミョウバン水の使い方

出来あがったミョウバン水を実際に使ってみましょう。オーソドックスな使い方は、多汗症の症状が酷い部分に塗るだけです。それだけで、制汗作用があります。持ち歩きたいのであれば、小さなミスト容器に移し替え、いつでもシュッっとすればいいのです。

ただ、前述では1,500mlものミョウバン水溶液を作ったのに、これくらいの使い方だと、使いきれないのでは?と思うかもしれません。確かにこれだけの使用方法だと、もっと少なくてもいいでしょう。ですが、ミョウバン水は患部に塗る以外にもいろいろな用途があるのです。

ミョウバン水のいろいろな用途

◎お風呂に入れる
お風呂にいれると肌がすべすべになる、身体全体の汗を抑える、体臭やわきが臭の軽減など、さまざまな効果があります。(だいたいミョウバン水溶液を30~70cc入れますが、肌の状態に合わせて量を変えましょう)
◎洗顔のすすぎに
洗顔のすすぎの際に洗面器にミョウバン水をキャップ1杯程度入れます。これですすぐことで殺菌作用、収れん作用、ニキビ解消等の効果があります。
◎消臭
臭いが気になる部分にシュッと吹きかけるだけで効果があります。
◎掃除
掃除の際に吹きかけると、雑菌・カビの繁殖を抑えてくれます。

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