多汗症対策にはミョウバンがお得
クリニックで処方してもらう外用薬でもデオドラントスプレーでも症状を軽減させることはできますが、やはり長期間使うとなるとコストがかかってしまいます。自宅でできる多汗症対策には、ミョウバンを用いた方法もあるのです。
ミョウバンとは主婦の人なら分かるかと思いますが、料理のあく抜きなどで使う、スーパーで売っているまさにそのミョウバンです。実はミョウバンには制汗剤やデオドラント剤と同等の効果、使い方によってはそれ以上に使い勝手があるのです。
多汗症対策で使うミョウバン水は、自宅で簡単に作れます。身体のどの部分の多汗症にも利用でき、かなりコストを削減できますから是非試してみてください。
ミョウバン水の作り方(1500ml分)
水(水道水でもOK)、焼ミョウバン、ペットボトル(2L用)、じょうご、ポンプボトル
※器用な方は水と焼ミョウバン、容器だけでもOK
水(ほぼ無料)、焼ミョウバン(50gで50円程度)、ペットボトル(無料)、じょうご、ポンプボトル(各100円ショップで揃います)
合計金額:250円
ミョウバン水作りの流れ
≪実はこれで完成ではありません!≫
※出来あがったミョウバン水は冷蔵庫に保管して1週間程度で使いきるようにしましょう。ミョウバン水溶液に関しては、常温で3年もつ、という説もありますが、3週間~1ヶ月程度で使いきった方が安全です。
ミョウバン水の使い方
出来あがったミョウバン水を実際に使ってみましょう。オーソドックスな使い方は、多汗症の症状が酷い部分に塗るだけです。それだけで、制汗作用があります。持ち歩きたいのであれば、小さなミスト容器に移し替え、いつでもシュッっとすればいいのです。
ただ、前述では1,500mlものミョウバン水溶液を作ったのに、これくらいの使い方だと、使いきれないのでは?と思うかもしれません。確かにこれだけの使用方法だと、もっと少なくてもいいでしょう。ですが、ミョウバン水は患部に塗る以外にもいろいろな用途があるのです。
ミョウバン水のいろいろな用途
お風呂にいれると肌がすべすべになる、身体全体の汗を抑える、体臭やわきが臭の軽減など、さまざまな効果があります。(だいたいミョウバン水溶液を30~70cc入れますが、肌の状態に合わせて量を変えましょう)
洗顔のすすぎの際に洗面器にミョウバン水をキャップ1杯程度入れます。これですすぐことで殺菌作用、収れん作用、ニキビ解消等の効果があります。
臭いが気になる部分にシュッと吹きかけるだけで効果があります。
掃除の際に吹きかけると、雑菌・カビの繁殖を抑えてくれます。