多汗症は何が原因?

多汗症の原因は、実ははっきりとはわからない部分が多いのです。

精神的な面が関与しているということには間違いないのですが、それだけではなくさまざまな要因がいくつも重なり合って多汗症の症状として現われているのです。

多汗症の原因とは?また、同じ原因だったとしても、顔から大量に汗をかく人もいれば、わきの下、手のひら、足の裏などに汗をかくという人もいます。なかには部分的にではなく全身から汗が大量に出るケースもあるのです。

ただ、いくつか原因となりうる条件がありますので、心当たりがある人は注意してみる必要はあるでしょう。

多汗症の原因、4大ポイント

多汗症の原因と考えられる4つのポイントをご紹介します。

其の1:メンタル面

4大ポイントといいましたが、そのなかでも一番の原因ともいえるのがメンタル面です。

ほとんどの人が緊張する場面や不安を感じる場面、過度のストレスを感じると、汗をかいてしまいます。この症状が酷いのが多汗症の方です。

こういった緊張やストレスを感じると、交感神経の働きが活発になってくるのです。そうなると、汗を分泌する器官であるエクリン汗腺、アポクリン汗腺の活動も激しくなり、大量に汗を分泌するようになるのです。

多汗症の原因はメンタルにある?メンタル面はすぐには改善できないものですので、多汗症もなかなか解消できないということになるのです。しかも、汗をかくということ自体が恥ずかしいこと、と思ってしまい、さらに緊張やストレスが増してきます。それによりますます多汗症の症状が悪化してしまうのですから、非常にたちが悪いです。

逆に、どんな場面でも平常心を保てる、ストレスを感じないようになれば、次第に汗の分泌量の少なくなるでしょう。

また、何も対策を講じないよりは、治療やグッズを利用する、利用していると思うだけで「治療しているから大丈夫」と自信がでて症状が軽減することもあります。

其の2:肥満

多汗症と肥満の関係肥満の人は一般的に汗っかきです。汗っかき=多汗症というわけではないのですが、やはり肥満の人は、血流が悪く熱の放出ができないので体温も高くなりがち。

ということは汗をかきやすいのです。

肥満の人は酸素摂取能力が低く、無酸素状態でエネルギーを得ようとするため、大量の汗をかいてしまいます。

また、肥満で汗をかきやすい、ということがストレスとなり、精神性発汗を促して多汗症となってしまうこともあるのです。

其の3:生活習慣の乱れ

食生活の乱れが原因に!交感神経は緊張やストレスにより、動きが活発になります。それ以外にも交感神経が乱れてしまう要因があります。それが生活習慣によるものです。

食生活の乱れ、睡眠不足、疲れなどから交感神経が乱れ、多汗症となってしまうこともあります。また、不潔にしている、ケアをしない、ということでも臭いを悪化させてしまうことにもなりかねません。

其の4:遺伝

多汗症は遺伝する?わきがに関しては、遺伝の要素が強いですが、多汗症は関係ないという学者の方もいらっしゃいます。

ただ、大きく見ると遺伝も関係があります。たとえば、ストレスを感じやすい性格、肥満になりやすい体質は遺伝しますから、それにより多汗症になることもあるでしょう。

また、多汗症の部位に関しても、遺伝で親と同じ部位の多汗症になるケースも多いです。

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